裁判員裁判とは、国民の中から選任された裁判員が裁判官と共に刑事裁判に参加して、
被告人の方が有罪かどうか、有罪の場合にどれくらいの刑を科すのかを決める制度です。
一般市民が参加することによって、その常識が刑事裁判に反映されることが期待されています。
裁判員裁判の対象になるのは、一定の重大な犯罪、たとえば殺人罪、傷害致死罪、強盗致傷罪、強姦致傷罪、強制わいせつ致傷罪、現住建造物等放火罪、危険運転致死罪などがあります。
裁判員裁判を戦い抜くためには、なりよりも経験と実績が不可欠です。私たちは、これまでに90件以上の裁判員裁判を担当しました。2件の無罪判決を獲得しています。当事務所には、10人の弁護士が在籍しています。複数の弁護人が弁護活動をすることを求められる裁判員裁判でも、チームを組み機動的に活動しています。
裁判員裁判対象事件で起訴された場合、判決までに1年以上かかることは少なくありません。その間、裁判の打ち合わせのために、依頼者と弁護人は何度も接見をしなければなりません。裁判員裁判では、何度も接見に行く弁護人の熱意が不可欠です。熱心弁護をモットーにする当事務所の弁護士は、その熱意を兼ね備えています。
裁判員裁判対象事件では、公判が始まる前に、公判前整理手続が行われます。この手続では、弁護人から検察官に対する証拠開示請求、弁護人からの証拠調べ請求などの手続が行われます。そのためには、公判前整理手続に関する知識と経験が必要となります。私たちは、たくさんの公判前整理手続を経験し、必要な知識を得ています。
裁判員裁判の公判では、難解な言葉を一般市民である裁判員にも理解してもらうために、わかりやすくプレゼンテーションをする能力が必要になります。裁判員の理解・共感が得られなければ、結果は伴いません。当事務所の弁護士の多くは、裁判員裁判向けの法廷弁護技術について、研修の講師をつとめています。